白山白峰・風のわさび
『風のわさび』の所在地・白山市白峰は、日本三名山のひとつ『白山』の登山口にあたります。
『白山』は1962年に国立公園に指定され、2012年で50周年を迎えました。
この『白山』は、ユネスコから生物圏特別保護区に指定されているほど、自然の動植物が豊かに生存する地域です。
日本でユネスコ生物圏特別保護区に指定されている地域は、『白山 』『屋久島』『大台ケ原・大峰山』『志賀高原』『綾』の5地域のみであり、このことからも『白山』は、豊かな自然がそのまま現存する、美しい山であることを、お分かりいただけると思います。
白山市白峰は、日本有数の豪雪地帯です。『白山』に積もっった雪は、春になると融けて恵みの水となり、山の樹木を育て、やがて大地をうるおす川となって流れ下ります。
手取川(石川)、九頭竜川(福井)、長良川(岐阜・三重)、庄川(富山)の水の源となる『白山』は、「水の神様」と崇められ、人々から畏敬の念をもって慕われてきました。
『白山』の「きれいな水」と「澄んだ空気」。
この2つの条件がそろって育つわさびは、水辺の山菜として古くから白山・白峰の山里の人々の手により、たいせつに育てられてきました。
『風のわさび』も、そのまま飲んでも美味しい水だけで、無農薬・無化学肥料で、美味しい「わさび」をていねいに育てています。
「白山国立公園」にその面積の多くがふくまれる白山・白峰の山には、特別天然記念物の「カモシカ」だけでなく、「ツキノワグマ」も生息していて、私たちの「わさび田」付近にも姿を見せてくれます。
白山・白峰ではそのような山の中で、天然の岩清水が湧き出る斜面に、渓流の流れにそって小型の岩を敷きつめて「わさび」を栽培してきました。
この方法は【渓流式わさび田】と呼ばれ、出作り農業によって、古来から今日に受け継がれた白山・白峰独自の栽培方法です。
白山・白峰の大自然の中で、【渓流式わさび田】により、じっくりと2年半~3年間かけて育成した『風のわさび』の特徴は、「香りが高い」「わさびの味がしっかりしている」など、金沢・鶴来の料亭・割烹・寿し店の皆様からも高い評価をいただいており、長年にわたり継続的なお取引をいただいています。